その結婚、取扱い注意!
「知らんって……」
湊らしい励まし方だけど……美里ママ、大丈夫かな?
更に落ち込んでいないかと不安になる。
やっぱり私も美里ママに会いに行った方がいいのだろうか。そう考えながらリビングで掃除機をかけていると、インターホンが鳴った。
玄関のインターホンに美里ママと確信して向かう。スコープを覗くと、はにかむような顔で、片手を振る美里ママだった。
すぐに玄関を開けると、シックな花柄の赤いワンピースを着て立っていた。
「美里ママ!」
「ミミちゃ~ん! 心配かけちゃってごめんなさいね~」
いつものように……とまではいかないけれど、美里ママは丁寧にお化粧した顔で笑って私に抱きつき離れる。
「美里ママ、上がってください」
「ううん、これから用があるからここでいいわ」
「湊が酷いこと言ったみたいで……」
「あら、なに~ ミミちゃんが気にすることないのよ~ 湊のおかげで目が覚めたの。ヴィジュアルがなんだっていうのよ。そんなものよりも、私をわかってくれる友人がいるんだもの。でも、金輪際テレビには出ないことにするわ。また落ち込みたくないしね」
湊らしい励まし方だけど……美里ママ、大丈夫かな?
更に落ち込んでいないかと不安になる。
やっぱり私も美里ママに会いに行った方がいいのだろうか。そう考えながらリビングで掃除機をかけていると、インターホンが鳴った。
玄関のインターホンに美里ママと確信して向かう。スコープを覗くと、はにかむような顔で、片手を振る美里ママだった。
すぐに玄関を開けると、シックな花柄の赤いワンピースを着て立っていた。
「美里ママ!」
「ミミちゃ~ん! 心配かけちゃってごめんなさいね~」
いつものように……とまではいかないけれど、美里ママは丁寧にお化粧した顔で笑って私に抱きつき離れる。
「美里ママ、上がってください」
「ううん、これから用があるからここでいいわ」
「湊が酷いこと言ったみたいで……」
「あら、なに~ ミミちゃんが気にすることないのよ~ 湊のおかげで目が覚めたの。ヴィジュアルがなんだっていうのよ。そんなものよりも、私をわかってくれる友人がいるんだもの。でも、金輪際テレビには出ないことにするわ。また落ち込みたくないしね」