その結婚、取扱い注意!
「本田さん、武藤専務に会ったあと、食事に行くから直帰でよろしく」
「はい。お疲れ様です」
慌ただしく出て行こうとした田代部長はドアのところで振り返る。
「あ、時間になったら帰っていいぞ」
「はい。ありがとうございます。行ってらっしゃいませ」
ドアが閉まるのを見届けてから、机に向かい書類作成を再開。
頻繁に営業宛にかかってくる電話を処理しながら、仕事をしていると時計は18時になった。
「さてと、帰ろう。今日はちゃんと夕食作らなきゃね。湊に申し訳ない」
書類を金庫の中へしまい、机の一番下の引き出しからバッグを取り出す。
スマホを見ると、湊からのメールが入っていた。
『今日、接待で遅くなる。先に寝てて』
「あらら、今日はいないんだ……」
拍子抜けしながら、湊へ返信する。
『湊が遅いなら、美里ママの様子を見に美人堂へ行ってくるね』
すぐにメールが戻ってくる。
『疲れているんだから、様子を見たら帰ってこいよ』
「はいはい。もちろんです」
了解の返信をしてから、営業企画課を出た。
「はい。お疲れ様です」
慌ただしく出て行こうとした田代部長はドアのところで振り返る。
「あ、時間になったら帰っていいぞ」
「はい。ありがとうございます。行ってらっしゃいませ」
ドアが閉まるのを見届けてから、机に向かい書類作成を再開。
頻繁に営業宛にかかってくる電話を処理しながら、仕事をしていると時計は18時になった。
「さてと、帰ろう。今日はちゃんと夕食作らなきゃね。湊に申し訳ない」
書類を金庫の中へしまい、机の一番下の引き出しからバッグを取り出す。
スマホを見ると、湊からのメールが入っていた。
『今日、接待で遅くなる。先に寝てて』
「あらら、今日はいないんだ……」
拍子抜けしながら、湊へ返信する。
『湊が遅いなら、美里ママの様子を見に美人堂へ行ってくるね』
すぐにメールが戻ってくる。
『疲れているんだから、様子を見たら帰ってこいよ』
「はいはい。もちろんです」
了解の返信をしてから、営業企画課を出た。