シニガミチェーンメール
沈黙が、屋上を包んだ。
「…なにこれ…嘘だろ…」
綾介は信じられない思いで、
メールの文面を凝視する。
「マジ…かよ。玲二が…?」
久琉斗がガクッと
屋上の床に座り込んだ。
綾介はただ唖然とするばかりだったが、
我に返り、
久琉斗に教室に行くよう促す。
「と、とりあえず教室に戻ろうぜ…?
もしかしたら、玲二は一瞬で、教室に、
帰ったの、かも…」
「あ…あぁ…」
二人は夢でも見ている様な気分で、
階段を一歩ずつ、ゆっくりと下りた。
廊下を歩くと、
他のクラスからは
賑やかな笑い声が絶えず響いてくる。
絶対…夢、だろ…?
綾介は、半信半疑で、
ただひたすらに教室を目指した。
夢ならどんなに良かったか_____