シニガミチェーンメール
九日目
三時五十二分に綾介は目が覚め、
御手洗いへといってから、
また、ベッドに寝転んだ。
もうすぐ、四時四分である。
またシニガミチェーンメールが
来そうで、
綾介は目を開けては、
机の上の携帯に目をやった。
デジタル時計はゆっくりと、
しかし着実に一秒を刻んでいく。
最近、あまり熟睡できていないことに
綾介は不安を感じていた。
四時三分になる。
十、九、八…
__四時四分__
♫ピロロロロン♫
綾介はガバッと起き上がって、
音をたてないように
急いで机に歩み寄って
電源をつける。
明かりが眩しかったが
そんなのはどうでも良い。
目を細めたまま、
メール着信画面を開く。