フクワラ匕




彼女と目があった。


ほんの一瞬だったけど


確かにその日本人にしては茶色い目が


あたしをとらえた。


…?気のせいかな?


少し不思議に思っていると


「じゃあ、席について、深月さん

席は…須藤の後ろね」


え?あたしの後ろ?


あたしは今教室の一番後ろの席。

その後ろが丁度ひと席空いている。






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