封船屋
「そうでしょ?だからいくら頼まれても、負の感情だけは詰める気はないのよ。
人には好き嫌いがあるのは当たり前のことなの。
いや、人に限らず全ての生き物に共通する唯一の感情かもしれないわ。だからこそ、全て大切な感情で本当は自分の中で処理をしなくてはいけない。
海音ちゃんは、きっと封船に頼らずとも、大切な思いを自分で相手に伝えることが出来る。あなたとても良い子だもの。」
そう言い終えると、小さいしわしわの手で頭をなでてくれた。
親が子をなでるように愛しくやさしいものだった。
まだ会って時間が短いのにも関わらず、私はふうさんが大好きになっていた。
人には好き嫌いがあるのは当たり前のことなの。
いや、人に限らず全ての生き物に共通する唯一の感情かもしれないわ。だからこそ、全て大切な感情で本当は自分の中で処理をしなくてはいけない。
海音ちゃんは、きっと封船に頼らずとも、大切な思いを自分で相手に伝えることが出来る。あなたとても良い子だもの。」
そう言い終えると、小さいしわしわの手で頭をなでてくれた。
親が子をなでるように愛しくやさしいものだった。
まだ会って時間が短いのにも関わらず、私はふうさんが大好きになっていた。