止まるトキまで
トキメキ
春。
今日は三風中学の入学式。
私はこの学校に今日、入学する。
白木 まりん
それが私の名前。
『・・・・___まりん!』
なんだろ?誰…?って、彌穂(みすい)じゃん。
彌穂は私の幼馴染である。そして、親友だ。
「どうしたの?彌穂」
「まりん!部活何に入るか決めたー!?」
元気いいなぁ…。彌穂といると、私は明るい気持ちになれる。
「ん・・・。いいや、決めてないや」
「…私はサッカー部のマネージャーになるんだっ」
「マネージャーねぇ・・・。私、バスケ部のマネージャーになろうかな」
彌穂がマネージャーになるのなら、
私もなろう。そう思った。
バスケ部のマネージャーになりたいのは、
小学生のころ、ミニバスをしてたから。
もう一つは、
大好きな人がバスケ部に入るらしいから・・・
「サッカー部のマネージャーになろうよ。」
「ご、ごめん・・・無理…」
苦笑いをしながら彌穂に言う。すると、彌穂は、
「まぁ、同じマネージャーだから、頑張ろう!部は違うけど」
そういって、微笑みかけてくる。
この、笑顔好きだな。
「うん、頑張ろう!もう、入学式の時間に遅れちゃうから、急ごっ!」
私たちは、急いで体育館へと向かった。
それから入学式が終わって、自分の教室へ行く。
残念ながら、私と彌穂はクラスが別だった。
「残念だね。」
「そうだね。まりん、クラス別れたけど、見かけたら話しかけてよね?」
「分かった。じゃあね」
「ばいばい」
私たちはここで、別れた。
私は1組。彌穂は7組。
今年は新入生が多いらしい。
新しい友達できるかな・・・

< 1 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop