冷たい上司の秘密の誘惑
その声に、皆がそちらに注目する。

「…どうした、三谷?」

険しい顔で、三谷先輩を見つめる部長。



「こんなの間違っていると思いませんか?

たかがあんな写真一枚で左遷とか・・・

こんな写真なんてどうってことないですよね?部長。

ぶちょうはもっとすご「わかった!」


三谷先輩の言葉を、部長は遮った。

「・・・その事は他言無用だ。

他の上司のそう言った事も知ってるんだろう?」


部長は溜息交じりに呟く。

三谷先輩は、ニヤリと笑って、頷いた。

「もちろんです。飯島専務や、片桐常務の「いい!皆まで言うな」


「・・・三谷先輩?」

三谷先輩の言いたい事がピンとこなかった私は、

首を傾げる。そんな私を見て、三谷先輩は、

オレに任せろと言わんばかりの顔だった・・・でも、これ以上迷惑はかけたくない。


「部長、私この左遷、お受けいたします」

「美穂」

私の言葉に目を見開いた三谷先輩。

私は大丈夫だと笑顔を作った。

この際だ、心機一転するべきだ、そう思った。


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