冷たい上司の秘密の誘惑
7.心機一転…心には穴
…それから数日後。
私は埼玉支社に転勤した。
「よろしくお願いします」
そう言って頭を下げる。
…私が左遷されて事も知っているし、その理由も知ってるらしいが、
誰一人、私を苛める人も、陰口を言う人もいなかった。
それどころか、私を受け入れてくれて、
色々教えてくれて、支えてくれる優しい人たちばかりだった。
「どうして、こんなに優しいんですか?」
仕事を始めて数か月ほどが経ったある日、仲良くなった同い年の
美幸に聞いた。
「エ、そんなの決まってるじゃない。
大人なんだから色恋沙汰は当たり前だし・・・
別に悪いコトしたわけでもないじゃない?だから、ここの人たちは、
誰も美穂を悪者扱いする人なんていないわよ。本社みたいに、
社員の数は多くないしね?美穂仕事できるから、大歓迎されてるわよ」
そう言ってクスクスと笑った。
「あ~、後ね、うちの上司の如月部長と、本社にいる誰だっけ…
あ!篠田部長?が友人らしくてね、久保を頼むって言われたらしいよ。
あ、これ内緒ね、如月部長が、私だけに教えてくれたの」
そう言ってペロッと舌を出した美幸。
「…あの如月部長と、美幸ちゃんって」
「フフ…当たり、私のダーリン、もちろん秘密だけどね」
私は埼玉支社に転勤した。
「よろしくお願いします」
そう言って頭を下げる。
…私が左遷されて事も知っているし、その理由も知ってるらしいが、
誰一人、私を苛める人も、陰口を言う人もいなかった。
それどころか、私を受け入れてくれて、
色々教えてくれて、支えてくれる優しい人たちばかりだった。
「どうして、こんなに優しいんですか?」
仕事を始めて数か月ほどが経ったある日、仲良くなった同い年の
美幸に聞いた。
「エ、そんなの決まってるじゃない。
大人なんだから色恋沙汰は当たり前だし・・・
別に悪いコトしたわけでもないじゃない?だから、ここの人たちは、
誰も美穂を悪者扱いする人なんていないわよ。本社みたいに、
社員の数は多くないしね?美穂仕事できるから、大歓迎されてるわよ」
そう言ってクスクスと笑った。
「あ~、後ね、うちの上司の如月部長と、本社にいる誰だっけ…
あ!篠田部長?が友人らしくてね、久保を頼むって言われたらしいよ。
あ、これ内緒ね、如月部長が、私だけに教えてくれたの」
そう言ってペロッと舌を出した美幸。
「…あの如月部長と、美幸ちゃんって」
「フフ…当たり、私のダーリン、もちろん秘密だけどね」