ネコがくれたモノ。



「それは奏響が言ったから行動してみようって思ったんだよ」


「…俺は」


「口だけの人間かよ」


舌打ちをして、遥翔は立ち上がった。


遥翔が嫌いなタイプ。


そんなの、長年一緒にいるんだからわかる。


「きっとあいつも残念がってるよ」


「…っ」


それだけ言ってドアをあけた。



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