ネコがくれたモノ。



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「そのまま、目を覚まさなくて木島さんに会ってまた会う約束をした日に…いなくなったんだ」


「え?」


「止まったんだ、心臓が」


止まった……。


つまり、


麻陽さんは死んじゃったってこと?


「俺も遥翔もどうすることもできなかった」


「…」


「俺たちだけでも忘れないようにしようって決めて、でもそれ以上に…」


うつむいて相沢さんは苦しそうに言葉を紡いでいく。


「好きとは言えてなかったら言いたかったしきっと、俺の中であいつを超える人はいないんだと思う」


「…」


「だから、忘れられない。
輝きが大きすぎるからこそ、ほかの女子はみんな友だちで恋愛感情なんてわかない」



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