ネコがくれたモノ。



ゴーン…


ゴーン……


大きな鐘の音とともにゆっくりと扉が開く。


あたしはもう、その時点で号泣。


「澄美ぃぃぃ」


ずるずると鼻をすするあたしを横目で見て笑うとそのままゆっくりと歩いていく。


澄美と、澄美のお父さんが歩いていく先にはかっこよく決まっている遥翔さん。


そう、今日は澄美と遥翔さんの結婚式。



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