ネコがくれたモノ。
「そういえばさ、さっきのキスのあとなんて言われてたの?」
「あぁ……」
頷いてあたしに顔を近づける。
あたしは耳を傾けた。
「嫉妬深いんだよ、俺以外見てんな、ばか。
幸せにするから離れないで」
「…って遥翔さんが?」
「うん」
「ひえええええ!そんなこと言う人なんだ!」
「ちょっと、声大きいよ!」
「あ、ごめん…」
チラッと遥翔さんを見るとこっちを見ていた。
なんとも言えない恐ろしい顔で。