ネコがくれたモノ。



「木島、なにしてんの?」


なぜ、あたしにだけそう……。


「ガールズトークかな?」


「かな?じゃない。とりあえず席に戻って」


「澄美〜、こんな人でいいの?」


「おい、木島。調子のんな」


「はいはーい」


「戻れ」


「もどりますよーだ!」


あたしはイーっと遥翔さんに威嚇して席に戻った。


大学の友だちとお酒を飲みながらみんなの宴を見る。


だけど、心のどこかで相沢さんを探していた。



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