ネコがくれたモノ。



うそ……。


26歳になった相沢さんにあっちゃった?!


すごく、


大人っぽくなってた。


あたしは呆然とそこに立ち尽くしていた。


相沢さんが……。


帰ってきたんだ。


日本に、帰ってきた。


「うそ……」


もう、帰ってこないんじゃないかって思ってた。


隣にナイスバディな女の人を連れてずっと向こうに暮らしてるって思ってた。


「木島さん」


後ろから優しい声がした。


あたしは泣きそうな気持ちを抑えて振り返る。



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