ネコがくれたモノ。
「あのっ!」
それはそれは嬉しくてニヤケが止まらない顔で振り返ると2人はびっくりした顔であたしを見ていた。
「…あの……」
「ん?」
もう一度言うと、相沢さんが反応してくれた。
「もう少しいてもいいですか?」
「いいよ」
「なんでお前が許可だしてんだよ」
「ありがとうございます!」
「おい…」
あたしは、もう一度レイを見る。
ねぇ、あなたはこの半年間、見てきたんでしょ?
相沢さんを───。