ネコがくれたモノ。



なんでって…。


さっき、相沢さんと何か話してたから。


「まぁ、家庭事情ってやつだね」


「あんまり聞かない方がいいみたいですね」


「そうそう」


「わかりました」


あたしはそのまま、まぶたを下ろした。


帰らなくちゃ。


そう思っててもどんどん体が重たくなる。


「木島…?」


「ん…?」


「奏響、木島が…」


そこであたしはシャットダウンした。



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