ネコがくれたモノ。
奏響と木島の家に行くと、中から若い女の人が出てきた。
「へ?」
「あっ……あの、木島さんいますか?」
「いま、すけど…どなた?」
「友だちの」
「あー!お母さん!!」
その後ろから慌てて出てきた木島。
俺たちを見てあわあわしている。
「え……友だち?」
「うん、そう!そうなの!」
「人が良さそうな感じがふわふわしてる人たちだね」
にっこり笑って俺たちを見た。
「こんな子だけど、よろしくね?」