ネコがくれたモノ。



「もちろん」


そう、笑顔で返す奏響。


俺はただ軽く頷いた。


「たぶん、励みたいな子苦手だと思うけどよろしくね?」


そう、俺を見て言う木島母。


俺は慌てて首を横に振った。


「それは、ないっす」


「そ?ま、いつでも遊びに来てよね!
じゃあ、お母さん行ってくるから」


そう言って俺たちの間を抜けて歩いていった。


ぼーっとしていると木島が気づいたように中に入ってまた出てきた。


「すみません!行きましょう」



< 74 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop