ネコがくれたモノ。



中に入ると当たり前のように澄美が座っていた。


「澄美?!」


驚いた声を出したのは俺の隣にいた木島だった。


「えっ…励?」


「なんで、ここにいるの?」


「そ、それはこっちのセリフだよ!
え?どういうこと?ん?」


「えっ?」


「2人の友だち?」


「うん、友達!」


「し、知らなかった」


「逆に!なんでここにいるの?澄美」


焦ったように木島は澄美に聞く。


澄美はちらっと俺を見て木島を見た。


「あたしも友だちで遊びに来たの」


えっ?



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