ネコがくれたモノ。
「少しだけ、話そう」
「少し、興味出てきた?」
「さぁな」
「どっかいく?それともここで?」
「どっか行こう」
今日の俺はおかしいのかもしれないな。
澄美を、少し知りたいと思った。
こんなにも、自分から離れるなんて。
俺は持っていたものを置いて財布などを持って澄美と家を出た。
「車じゃなくて歩いてもいい?」
「あ、あぁ」
「車で移動とかあんま好きじゃないんだ」
「ふーん?」
澄美。
俺は勘違いをしていたのかもしれない。
俺と澄美は車の送迎を抑えて2人で家を出た。