True〜新選組と消えた記憶〜




近所迷惑を覚悟で、薫は大きく息を吸った。


薫「すみませーん!!!!誰かいませんかー!!」


?「はーい。………って高杉、女の子だ!!」


高「何だよ玄瑞、女なら島原だろ?」





薫が声を掛けると、男が2人屋敷から出てきた。


薫の姿を捉えると、"玄瑞"元い、久坂玄瑞が笑顔で薫に近付いた。


すると、その後ろから面倒臭そうに"高杉"元い、高杉晋作が顔を出した。





久「君、どうしたの?誰かに会いに来た?」


薫「い、いえ…猫がここに入ってっちゃって………」





薫がもじもじと話していると、高杉が急に驚いた顔をした。


しかし、それは一瞬で薫も久坂も気付かなかった。




< 100 / 310 >

この作品をシェア

pagetop