True〜新選組と消えた記憶〜
すると、薫達の耳に別の男の声が聞こえてきた。
?「その猫とは、もしかしてこの猫かな?」
猫「にゃーん」
薫「あ、猫ちゃん!!ありがとうございました!!」
薫は、男から猫を渡してもらうと勢いよく頭を下げた。
すると、高杉が男に耳打ちをしてから薫に近付いた。
高「おぃ、お前………郁か?」
薫「え?……………多分、違います。」
久「………どういうこと?」
薫の言い方に疑問を感じた久坂が薫に尋ねると、薫は記憶が無いことを話した。
会ったばかりの人に話して良いかどうかの判断が、薫にはまだ出来なかった。