True〜新選組と消えた記憶〜




桂の問い掛けと高杉の言葉を聞いて、薫は怪訝そうな顔をした。


そして薫は、直感的に教えてはいけないと思った。


薫は、猫を抱くと立ち上がった。





久「郁ちゃん、どうしたの?」


薫「帰ります。この子を拾って下さってありがとうございました。」


久「え、ちょっ………!!」





薫は早口で話して3人に頭を下げると、門の方に歩いていった。


それを久坂が追い掛けようとすると、桂がそれを制した。





久「桂さん、どうして!!郁ちゃんから、あいつらの情報を聞き出すんじゃないんですか!!?」


桂「確かにそうなんだか………」


高「昔の記憶が無いんだ。そう簡単に話すものか。」




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