True〜新選組と消えた記憶〜




薫が、新八と左之の言葉を聞いていると、平助は得意気に口を開いた。


平「天然理心流って言ってな。真剣と同じ重さの木刀を使うんだ。」


薫「え………凄い!!」





薫が純粋に感心していると、背後から手が伸びてきた。


そして次の瞬間、薫は誰かの腕の中に収まっていた。





総「か〜おるちゃん♪近藤さん凄いでしょ!!?」


薫「一一一一一っっ!!!??」


平「ち、ちょっと総司!!何やってんだよ!!」





薫からは見えないが、犯人はどうやら総司らしい。


そしてその薫は、総司の腕の中で文字通り固まっていた。


何回も言うようだが、薫は男の人との付き合いが、今まで無かったのだ。




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