True〜新選組と消えた記憶〜
猫が机の隅に"ある物"を置くと、薫は笑顔で猫を撫でた。
薫「お、猫ちゃん気が利くねぇ!!良い子、良い子。」
猫「にゃん!!」
そして薫は"ある物"を手に取ると、何かを別の紙に書き始めた。
そして1枚書き終えると、また別の紙に何かを書く。
それを繰り返すこと十数枚、薫は満足気な顔でそれらを見た。
薫「見てよ、猫ちゃん。土方さんが見たらどんな反応するかなぁ?」
猫「にゃ〜ん♪」
そう話す薫と猫の足元には、薫の書いた紙が床一面に散らばっていた。
その1枚ずつには、ある人の書いた俳句が書かれていた。