True〜新選組と消えた記憶〜




猫が机の隅に"ある物"を置くと、薫は笑顔で猫を撫でた。


薫「お、猫ちゃん気が利くねぇ!!良い子、良い子。」


猫「にゃん!!」





そして薫は"ある物"を手に取ると、何かを別の紙に書き始めた。


そして1枚書き終えると、また別の紙に何かを書く。





それを繰り返すこと十数枚、薫は満足気な顔でそれらを見た。


薫「見てよ、猫ちゃん。土方さんが見たらどんな反応するかなぁ?」


猫「にゃ〜ん♪」





そう話す薫と猫の足元には、薫の書いた紙が床一面に散らばっていた。


その1枚ずつには、ある人の書いた俳句が書かれていた。




< 126 / 310 >

この作品をシェア

pagetop