True〜新選組と消えた記憶〜




薫「………ごめんなさい、土方さん。」


土「……………。」





薫の言葉に土方が反応できないでいると、土方の服を薫が引っ張った。


土方が見てみると、そこには目に涙を溜めた薫が土方を見上げていた。





薫「………嫌いにならないで……………」


土「かお一一一一一
平「あーっ!!土方さんが薫のこと泣かせてる!!」





今にも涙が零れ落ちそうな薫に、土方が手を伸ばそうとした時、土方の部屋のほうから声が聞こえてきた。


何事かと思った土方は、部屋の方に目を向けた。


すると、そこには平助と新八と左之の3人がこっちを見ていた。




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