True〜新選組と消えた記憶〜




左之が土方に懇願しているのを、新八と平助は少し離れた場所から見ていた。


すると、土方の腕の中にいた薫がするりと抜けた。


そして新八と平助の目の前まで来ると、とんでもないことを口にした。





薫「ねぇ、私ってお酒飲んだ時に何かやったの?」


平「一一一っっ!!?////」





新選組の誰よりも背が低い薫。


必然的に、平助を見るときも見上げる形になるわけで。


無意識に上目遣いをした薫を見て、平助はこの前の事を思い出した。





新「ぶはっ!!平助、顔が赤いがどうかしたか?」


平「ななな、何でもねぇし!!」




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