True〜新選組と消えた記憶〜




新八の質問に、平助は顔を真っ赤にして否定した。


すると、そんな2人を見ていた薫の背後から、腕が伸びてきた。





一一一一一ぎゅっ


土「おぃ。言っとくが、薫は何も覚えてねぇからな。」


新・平・左「「「………えぇっ!!?」」」




そう、実のところ薫はお酒を飲んだ後の記憶がないのだ。


お酒を飲んだ次の日、薫は土方に聞いていたのだ。





薫を背後から抱き締めている土方は、その時のことを思い出したのか、自然と溜め息が出てきた。


それを見ていた新八と平助と左之の3人は、質の悪い酒癖だと思い、遠い目をした。




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