True〜新選組と消えた記憶〜
それから暫く歩くと、7人は道が開けている場所に着いた。
土「ここだ。」
薫「ぅわぁ……………」
土方に付いて行き、開けた場所に出た薫達の目には、ある景色が入ってきた。
それは、辺り一面に咲き誇る満開の桜の木達だった。
淡紅色に囲まれた7人は、それから暫く声が出せないでいた。
濃い色の桜があれば、薄い色の桜もある。
それらが入り混じったこの場所は、幻想的な世界を作り出していたのだ。
薫「凄い、綺麗………」
総「うん、本当………僕らが独占して良いのかな?」
斎「あぁ………こんな幻想的な世界は、初めてだ……………」