True〜新選組と消えた記憶〜




そう言った斎藤の目は、とても生き生きとしてた。


そんな斎藤の横顔を見た土方は、ふと目を細めた。





土方にとって、桜は武士そのもの。


美しく咲いたと思ったら、呆気なく散ってしまう。


もしかしたら、斎藤も同じように見ているかも知れない。





そう思った時、ふと土方はあることを思い出した。


土「おぃ、ちょっと付いてこい。」


平「えー、酒は!!?」


土「んなのは後だ。良いから全員付いてこい。」





そう言うと、土方は更に奥へ足を進めた。


すると、他の6人は不思議そうに土方について行った。




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