True〜新選組と消えた記憶〜




それから少し歩くと、土方は足を止めた。


土「お前ら全員、目ぇつぶって10歩前に進め。」


薫「どうして?」


土「そんだけ見る価値があるんだよ。」





そうして土方に促された6人は、目を閉じて足を前に10歩出した。


すると、開けた場所に出たようで風が足元を通り抜けた。





土「よし、目ぇ開けてみろ。」





そう言った土方の言葉に誘われるように、6人は目を開けた。


すると、目の前には大きな1本の桜の木が立っていた。





皆「「「「「「………す、ごい……………」」」」」」


土「な、見る価値あるだろ?」




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