True〜新選組と消えた記憶〜




土「どうした、2人して。宴会は始まっちまったぞ?」


斎「あ…副長、申し訳ありません。平助の言葉を聞いて、つい見いってしまいました。」





そう言った斎藤は、眩しそうに目を細めた。


綺麗に咲いても、すぐに散ってしまう桜。


栄光を手に入れても、一瞬で命が散ってしまう武士。


やはり斎藤も、土方同様の考えを持っていたのだ。





斎「こんな考え方って、ありなんでしょうか………」


土「俺は良い考えだと思うぞ。俺も同じことを考えていた。」


斎「副長も思ってらしたのですか。………心強いです。」




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