True〜新選組と消えた記憶〜
そう言って嬉しそうに頬を緩めると、斎藤は土方に一言挨拶した。
そして、自分を呼んでいる4人の方に歩いて行った。
すると、必然的に土方と薫がその場に残るわけで。
薫は、隣に来た土方の顔を見上げて笑った。
薫「土方さん、こんな綺麗な場所に連れてきてくれてありがと!!」
土「あぁ………ま、もう花見は連れてけなくなると思うがな?」
薫「えー、また来ようよー!!」
土「あのなぁ、大変だったんだからな?」
駄々をこねる薫の頭を、土方は軽く叩いた。
どうやら薫は、この場所を気に入ったようだ。