True〜新選組と消えた記憶〜




そう言って嬉しそうに頬を緩めると、斎藤は土方に一言挨拶した。


そして、自分を呼んでいる4人の方に歩いて行った。





すると、必然的に土方と薫がその場に残るわけで。


薫は、隣に来た土方の顔を見上げて笑った。





薫「土方さん、こんな綺麗な場所に連れてきてくれてありがと!!」


土「あぁ………ま、もう花見は連れてけなくなると思うがな?」


薫「えー、また来ようよー!!」


土「あのなぁ、大変だったんだからな?」





駄々をこねる薫の頭を、土方は軽く叩いた。


どうやら薫は、この場所を気に入ったようだ。




< 224 / 310 >

この作品をシェア

pagetop