True〜新選組と消えた記憶〜
土方は溜め息を吐くと、口を開いた。
土「花なら、庭にも咲くだろ。」
薫「花?………あぁ、梅の話ね。」
土「な、花だから良いだろ?」
そう言った土方が薫の頭を撫でると、薫は頬を膨らました。
薫「梅と桜は違うよ。」
土「梅は梅で良いじゃねぇか。」
薫「……………梅の花ー!!壱輪さ一一一一一
土「あ゙ー、分かった。分かったよ!!」
拗ねた薫は、例の句集の一句を大声で言い出した。
すると、流石に土方も勝てるはずもなく。
不機嫌な土方の横では、薫が嬉しそうに笑っていた。