True〜新選組と消えた記憶〜




所替わって、ここは土方の部屋。


薫「………土方さんの馬鹿。」


土「あのなぁ……………馬鹿はねぇだろ。」





土方が薫の言葉に溜め息を吐くと、薫は土方を睨んだ。


薫「ううん。だって、土方さんが悪いんだもん。」


土「てっめぇ………!!」





部屋には土方と薫の2人だけ。


そして、2人の見ている先には2組の布団。


土「ただ寝るだけだから、何も問題はねぇ。ほら、さっさと寝るぞ。」


薫「……………。」





どうして、こんな状態になっているのか。


それは、少し前に遡る。




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