True〜新選組と消えた記憶〜
俺は急いで平助の額に手拭いを巻くと、担ぎ上げて部屋を出た。
しかし、出た所で長州藩士が刀を抜いて立っていた。
どうやら待ち伏せをしていたようだ。
そいつは、俺が平助を担いでるのを見て、不気味に笑った。
長「2人揃って………死ねぇぇえ!!!!」
一一一一一ぎぃぃいんっ
新「一一一っく!!」
俺は片手でなんとか受け止めると、渾身の力で弾き返した。
そして俺が長州藩士の喉元に刀を突き立てると、そいつは絶命した。
まぁ、無傷って訳じゃねぇが相手を倒すことができた。
俺は平助を担ぎ直すと池田屋の外へ急いだ。
新「死ぬなよ……………平助!!!!」