True〜新選組と消えた記憶〜
その瞬間、薫の周りの時が止まった。
"めおと"
その言葉が薫の頭の中を支配していた。
知らない間に、薫の涙も止まっていた。
薫「……………め、おと?」
土「あぁ。………年が随分と離れているが、それでも良いなら……………」
薫「………れし…」
土方が口を閉ざした後、薫は小さく何かを呟いた。
それに土方が気付いた時には、薫が勢いよく土方に抱き着いた。
薫「嬉しい………嬉しいよ!!本当は嫌だけど私、信じて待ってる!!」
土「あぁ、悪いな。それと………助かる。」