True〜新選組と消えた記憶〜
掃除を始めると、薫は有無を言わせない笑顔で、土方に指示を出した。
薫「3つの箱には、提出するだけの紙、終わらせていない紙、捨ててはいけない紙を、それぞれ入れてね。後の紙は要らないから捨てて?」
出会って間もない筈なのに、土方は本能的に従わないといけないと感じていた。
そして土方が紙の分別を始めた頃、薫は部屋の掃除をしていた。
それから暫くして、1刻が過ぎようとしていた。
薫・土「「終わった〜!!」」
土方は綺麗になった自分の部屋を見渡した。
土「薫、これで満足して寝ろよ?」
薫「……………。」