True〜新選組と消えた記憶〜
2章
次の日の朝、土方は物凄く困ったことになっていた。
薫「ん〜、むにゃ………」
元凶は、薫。
土「……………まずい。」
まぁ、土方の今の状況を説明してみよう。
土方に薫が抱き付いて寝ている、以上。
土方は昨日、左之に向かって発情しないと大口を叩いた。
しかし、その言葉は撤回しないといけないようだ。
土「こいつ、さらしが緩んでやがる。」
そう、薫は旅人の姿になった時に侠と廉に言われていたのだ。
"男の格好なのに、胸があったら女だと直ぐにばれてしまう"、と。