True〜新選組と消えた記憶〜
薫がにやにやしているのに気付いた左之は、木に登って薫を抱えて降りた。
そして薫を地面に降ろすと、薫の顔を覗き込んだ。
薫「一一一一一っ!!?」
突然、間近で左之と目が合った薫は頬をほんのり染めた。
左之は…いや、新選組は顔が整っている人が何故か多い。
その中でも綺麗な左之に顔を覗き込まれたら、薫の顔色が変わるのも分かる。
左「薫、何やったのか吐いてみろよ。」
薫「わ、私は知らないし!!」
尚も顔を近付けてくる左之を、薫は押し返して顔を背けた。
すると、総司がこっちに走り寄ってくるのが見えた。