True〜新選組と消えた記憶〜
その時、土方は新八と目が合った。
新「さっきの猫、まだ庭にいるぜ?猫の1匹くらい飼っても良いと俺は思うがな。」
土「………そうか。」
土方が返事をすると、新八は戸を閉めて廊下を歩いていった。
土方はと言うと、薫の顔をちらりと見てから立ち上がって戸を開けた。
一一一一一がらがら
猫「みゃあ………」
土「ったく、お前も薫も強情だな。………ほら、入ってこい。」
猫「にゃんっ」
土方が戸の側から離れると、猫はゆっくりと部屋に入ってきた。
そして薫の側に行くと、その場で丸まった。