True〜新選組と消えた記憶〜
土方の突然の行動に、薫は驚いた。
そして、徐々に薫の頬が染まっていった。
薫(ちょ、ちょっと………ち、近いよ!!)
薫が慌てている頃、土方は薫から離れると手を出した。
土「薫、今日から俺の部屋に戻ってこい。」
左「な、何でだよ土方さん!!」
土「これ以上ここに薫を置いておくと、左之が手を出さないとも限らねぇからな。」
土方の言葉を聞いて、左之が口を開こうとした。
しかし、それより先に薫が土方の手を掴んで立ち上がった。
土「よし、じゃあ行くか。」
薫「うん。平助君、左之さん、看病してくれてありがと。」