True〜新選組と消えた記憶〜
4章
それから数日、薫は部屋から出してもらえないでいた。
少しでも咳やくしゃみをすると、土方に布団に戻されてしまうのだ。
土「てめぇ………治ってないのに布団から出てんじゃねぇ。」
薫「部屋から出なければ良いんでしょ?」
土「駄目だ。ほら、寝ろ。」
薫「えぇ〜………」
と、まぁこんな会話が続くこと数日、薫は漸く完治して部屋の外に出る許可が下りた。
土方が許可を出した瞬間に、薫は猫と庭に出た。
薫「わぁーい♪」
猫「にゃ〜ん!」
土「はぁ、そうとう遊びたかったんだな。」