True〜新選組と消えた記憶〜




なんと、猫は先に飛び降りてしまった。


それどころか、塀を越えて屯所の外に出てしまったのだ。


薫「猫ちゃん、待って!!」


一一一一一ぴょん





薫は急いで塀の上に降りると、そのまま屯所の外に出ていった。


そして、外に出ていく薫を見ていたものが1人いた。


烝「………取り合えず副長に報告、やな。」


一一一一一しゅたっ





山崎が土方に報告している頃、薫は京の町を走っていた。


木の上から見ていたから、猫の向かった先は分かるのだが………





薫「ここ………何処〜!!?」




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