LOVE School Life Ⅰ【完結】
何かされるかもね、って、あんな感じの女の子がたくさんいるかもしれないって事かな。
ちょっと、偽物彼女やっていく自信なくなったぞ。
あんなに可愛いのに。
秋人もどうしてああいう子、好きにならないんだろう。
私なんか、まじで平凡の凡なのに。
「……愛ちゃん」
「うん」
「沙紀に何かされたらすぐに言ってね」
「……平気っしょ」
「ダメ。絶対言って」
「……わかた」
あの沙紀って子は、それほど厄介なのかな。
まあ、ハッキリと断ってるのにあの態度だからわからなくはないけど。
「さ、マックマック」
「ねえ、秋人」
「何?」
「あの子とはヤッたの?」
「……………あ、愛ちゃん?」
下世話な質問かもしれませんが、重要ですよ、そこ。
じっと見る私に秋人は、うっとする。