LOVE School Life Ⅰ【完結】
「愛ちゃん、まじで好き」
「……はいはい」
「本当に本当だよ?」
「………」
「信用してないな?」
「まあ」
まだ、期間短いし、信用とかって話にまで考えがいかない。
秋人を何も知らないし。
私を大事にしてくれてるのかなーって随所に感じたりもするけど…。
それは、秋人が女の子に優しいから、それを勘違いしてるのかなって思ったりして。
「まあ、いっか。徐々に信用してよ」
「うん、わかった」
「絶対だよ」
「うん」
それから、秋人と私はマックに入ると注文をしてから席につく。
カバンからノートと、参考書を出してポテトを摘まみながら勉強を開始する。
だけど、さっきから問題の数式が解けず、私はシャーペンをくるくると弄びながら頭を抱えていた。
それに秋人が気付くと、私の方へと体を乗り出す。