LOVE School Life Ⅰ【完結】
「変態」
「うん」
「脳内下ネタ男」
「ぶっ、うん」
「ちゃら男」
「あはは。うん」
「バカ、アホ、マヌケ」
「ちょ、それただの悪口、愛ちゃん」
「…くそ」
ドキドキする自分が嫌だわ。
ただ、ドキドキするだけだってわかってても、そんな自分が嫌だ。
赤くもなるよ。急に抱き締められたりしたら、普通の女の子は照れるんです!
慣れてないんです!つか、こればっかりは慣れません!
開き直りだ、うん!
「じゃあ、手を繋いで行こうか」
「……」
「ねー!愛ちゃん」
ニッコニコしてる秋人に、私は引きつった笑いを見せた。
何か、秋人のペースだわ。