LOVE School Life Ⅰ【完結】


「愛ちゃん、何が好き?」

「え、あ。うんと…」


全くそんな事を考えてなかった私は、デンモクで曲を探す。

うわー。
頭真っ白。
誰がいいかな。


「秋人は?リクエストある?」


全く浮かばない私は、逆に質問を返そうと目論む。
その策略に引っ掛かってくれる秋人。


「んとねー。ミリヤ。加藤ミリヤ」

「了解」

「…出来たらLastLove」

「?うん、歌えるけど。わかった」

「ありがと」


予約で入れると、それに気付いた結城が

「まさか…ミリヤ!?ラブ!」

マイクでそう言うからうるさくてかなわん。
私は呆れた顔で頷く。
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