LOVE School Life Ⅰ【完結】
「はい」
「あ、シゲ?今帰った。どうしたの?」
「おかえり。出かけてたのか?」
「うん。図書館行ってカラオケ行ってた」
「そか」
「………」
「………」
え。何この沈黙。
珍しいんですけど。
シゲとはよく電話してたけど、いつも最後まで喋りっぱなしって感じだったのに。
お互い。
…何、この張りつめた様な空気。
どうしたの、何これ。
「え、と。どうしたの?シゲ」
「いや、ちょっと言いたい事があって」
「言いたい事?」
「……あのさ」
「うん」
「………」
「………」
わけもなく、こっちまで緊張しちゃうんですけど。
何だ?どうした?
無駄に固くなりながら、言葉の続きを待ってると。